【小学校低学年の部】 2019年
この書籍/本は2019年の「青少年読書感想文全国コンクール」の課題図書です。
魔女ののろいアメ
読みやすさ:★★★★☆
書きやすさ:★★★★★
「魔女ののろいアメ」を読んでみた印象
文字がおおきく、ふりがなもついて、挿し絵もありとても読みやすいです。
★自分の体験を重ねて感想を書ける
主人公のサキとおねえちゃんのお話で、兄弟や姉妹、親しいともだちとの
ちょっとしたケンカや気持ちのすれ違いのエピソードが書けます。
「私も○○○とケンカしたときは、△△△な気持ちになったけど」
「・・・のときに○○○のことがやっぱり好きだと思いました」
★想像力をはたらかせて自由に書ける
「もし私が魔女ののろいアメを手に入れたら・・・」
「もし私が魔女なら、のろいアメではなく○○○アメを作って・・・」
など、話を広げられるので想像力のあるお子さんにはオススメです。
「魔女ののろいアメ」(画像/JPG)テンプレート
「魔女ののろいアメ」印刷用(PDF)テンプレート
スタンリーとちいさな火星人
読みやすさ:★★★★★
書きやすさ:★★★☆☆
「スタンリーとちいさな火星人」を読んでみた印象
文字も少ない絵本なので一冊を読むのにそれほど時間がかかりません。
もじもひらがなとカタカナで漢字がありません。
情報量が少ないので、感想文を書くには少しむずかしいかもしれません。
★自分の体験や「もし自分なら」と仮定して感想を書ける
主人公のスタンリーが、お母さんがいない間のできごとですが、
「私もお母さん/お父さんがいないとき・・・」と自分の体験をかけます。
「もし私がスタンリーだったら・・・」
★どうしてスタンリーは火星人になったのかを考えて書く
なぜスタンリーはうちゅうせんでかせいに行ったのか、
なぜスタンリーの代わりにかせいじんがやってきたのか、
なぜウィルにいさんやお父さんたちはかせいじんにおどろかなかったのか
なぜかせいじんはお母さんが帰ってきたらスタンリーといれかわったのか
「きっと・・・だと思う」「もし弟/妹がそう言ったら、私なら・・・」
「そのとき、スタンリーは・・・だったのかもしれない
「スタンリーとちいさな火星人」(画像/JPG)テンプレート
「スタンリーとちいさな火星人」印刷用(PDF)テンプレート
心ってどこにあるのでしょう?
読みやすさ:★★★★★
書きやすさ:★★★☆☆
「心ってどこにあるのでしょう?」を読んでみた印象
絵も大きく、たくさんはいっています。文字は少なく、読みやすいです。
読むことはカンタンにできるかもしれませんが、感想をある程度の
文字数として感想文にするのは、少しむずかしいかもしれません。
★自分の体験や「○○○のとき・・・」と自分の体験と、
そのとき感じたことを感想文として書ける
「(悲しい体験)のとき、△△△が・・・だったので、かなしい心は
◇◇◇にあるのではないかと思いました。なぜなら・・・」
★身近な人の体験を聞いたインタビューを感想文として書ける
※会話文にすると、さらに文字数を多くすることができます。
「お母さん/お父さん/おじいちゃんに心はどこにあるか?と聞いたら、
◇◇◇にあるのではないかと答えました。・・・」
「心ってどこにあるのでしょう?」(画像/JPG)テンプレート
「心ってどこにあるのでしょう?」印刷用(PDF)テンプレート
もぐらはすごい
読みやすさ:★★★★★
書きやすさ:★★★★☆
「もぐらはすごい」を読んでみた印象
文字も少ない絵本なので一冊を読むのにそれほど時間がかかりません。
もじもひらがなとカタカナで漢字は少なく、解説の漢字にはふりがながあります。
動物好きなお子さんや想像で感想を書くのが苦手なお子さんにおすすめです。
★はじめて知ったこと、おどろいたことを書く
「私は○○○ということをはじめて知りました」
「もぐらの△△△ということにおどろきました」
「私の住んでいるところのもぐらは◇◇◇もぐらで・・・」
★もぐらから話をふくらませて書く
「うちの庭/学校の校庭の下にももぐらが住んでいるかもしれない
もしそうだとしたら・・・」
「もし私がもぐらを見つけるとしたら・・・なぜなら・・・」
「こどものもぐらが自分のちからですみかをさがすのは・・・」
「もぐらはすごい」(画像/JPG)テンプレート
「もぐらはすごい」印刷用(PDF)テンプレート
まとめ
魔女ののろいアメとスタンリーとちいさな火星人は、自分の体験や「もし…」と仮定して
感想を書くことができます。物語は不思議な魔女や外国の変わった男の子(スタンリー)のお話ですが、十分に強化できる部分があると思います。
心ってどこにあるのでしょう?はどちらかというと、哲学的な、物語が進んでいくのとは違って
言葉では書かれていない部分を広げながら感想を書いていく必要があるので、少し大変かもしれません。
もぐらはすごいは理系の本で、実際の生物の生態を紹介しながら、自然や環境についてもイメージを膨らませることができます。見ることはなくても、身近にいる動物(もぐら)をどのように感じるかを書くことができます。
※感想文の本を決められない場合は、
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