円周率の謎を追う: 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦

【中学校の部】 2017年
この書籍/本は2017年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。

–  「円周率の謎を追う」を読んでみた印象 –
江戸時代の数学者、関孝和のお話です。
実際の人物をベースにした物語になっているので読みやすいです。
ノンフィクション系なので、ドラマチックな展開はありません。
登場人物への感情移入はしにくいかもしれません。

現代ではなく、登場人物も(名前が難しく)本の題名も多いので、
苦手なお子さんもいるかもしれません。生活や仕事、結婚など
江戸時代の風習=制約が現代とは違うので、戸惑うかもしれません。

話の中に数学の図形や考えなどが出てきます。
現代の中学生であればそれほど難しくはありませんし、
それ自体が理解できなくても話は読むことができます。
一つのことを極めること、コツコツと取り組むこと、
あきらめないことなどがテーマになると思います。

★読書感想文テンプレート ★

□この本を選んだ理由は、________________________  だからです。
________________________  なところが読みやすかった/読みにくかったです。

□主人公の関孝和は江戸時代の数学者です。
今は当たりまえに学校で習う円周率の「謎」を解こうとした関孝和の物語です。

□私は数学が好きです/きらいです。
なぜなら、________________________  だからです。
江戸時代の武士なのに数学が好きな関孝和は
________________________  だと思いました。

□今は数学を勉強するとき、わらかないことがあれば
(勉強方法)________  することができますが、
江戸時代は________________________  でした。

□テレビもインターネットもない時代は、
________________________  だと思いました。

□日本だけでなく世界の情報も知ることができるので、
________________________  だと思いました。

□江戸時代は、好きだからと言って数学だけを勉強することも、
女だからという理由で数学者になることもむずかしい時代でした。
それに比べて、今の時代は、
________________________  だと思いました。

□私は(場面/言葉/登場人物) ________________________  が一番好きです。
なぜなら________________________  だからです。

□もし私がタイムトラベルができるなら、江戸時代に行って
________________________  に会って/をして/を聞いてみたいです。
なぜなら________________________  だからです。

□この本を読むまで、好きなことを勉強をすること/女が勉強をすること
について、考えたことがありませんでした。
今は、________________________   と考えるようになりました。

 

— テーマを絞って読書感想文を書きたい方へ —

テーマ:【誰でも情報が得られることがスゴイ!】

1:今、円周率について調べようとしたら、~な方法がある。
2:≪知らないことを調べた経験≫
どんなときに、どんなことを、なぜ調べたのか、
どのような方法で、どんなふうに(ラクに、苦労して)、
そのときどう思ったか(便利、大変、興味がわいた)
3:関孝和の場合(江戸時代の場合)
勉強方法→本は大量生産できない、高価→書き写す
情報→江戸と大阪間でも情報交換ができていない
知りたいときは、本人に聞きに行くしかない
世界の情報/知識→簡単に手に入らない、言語もわからない
4:それに比べ自分の場合(今の場合)
勉強方法、情報、世界の情報/知識、言語などの比較
どう思うか、どこが不便か、何が不都合か
5:現在より江戸時代がよかった点
→勉強に意欲的、よく考える、独創性がある、
本、情報、勉強できることに感謝する/大切にする
≪それを感じた/考えた体験≫
6:江戸時代より、現在が悪い点/劣る点
→情報が多すぎる、情報が簡単に手に入り過ぎる
勉強/情報/本にありがたみがない/大切にしない
自分で考えられなくなっている、など
≪それを感じた/考えた体験≫
7:5と6を比べてどう感じたか、改善案/解決案など

テーマ:【誰でも自由に学べるのはスゴイ!】
※ちょっと難しい/かたい内容

1:日本は〇〇年前まで女性に選挙権がなかった
現在でも外国では自由に〇〇〇〇ができない。
→女性、身分制度などにより、学校、結婚、仕事など
自由にできないところもある。≪詳細は調べる≫
2:現在の日本の『義務教育』とは、「教育を受けさせる義務」であり
子供にとっては「教育を受ける権利」でもある。
≪詳細は調べる≫
3:もし自由に学ぶことができなかったら…
よい点:好きなことをする時間がある、宿題やテストがない
悪い点:大人になって働くときに大変、仕事が選べない
4:もし日本人がすべて勉強しなくなったら…
問題点:身近な例、世界から見たら、将来的に
仕事ができずに収入がない、本が読めない、計算できない
≪それを感じた/考えた体験≫
5:『教育格差』が生まれたとしたら…
問題点:勉強した人だけがつける仕事、仕事見つからない
経済的な格差ができてしまう、経済的な自立ができない
≪それを感じた/考えた体験≫
6:4と5をふまえて、自由に勉強できることは…
しあわせ、感謝が必要、将来のため、生きることに必要、
大人になって好きなことをするため、だまされないため
≪それを感じた/考えた体験≫

※感想文の本を決められない場合は、
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